小学生でもわかる404エラーの話

2023.09.29

君がインターネットで遊んでいるとき、時々「404エラー」って見たことありますか?それは、あなたが探しているウェブページが見つからないときに出るメッセージです。それはちょっと困るよね。

でも大丈夫、一緒になぜそれが起こるのかを学びましょう。

まず、あなたがウェブページを見ようとすると、あなたのコンピュータ(これを「クライアント」と言います)はウェブサーバー(ページの情報を持っている大きなコンピュータ)に情報を求めます。それがうまくいくと、ウェブページがあなたの画面に表示されます。でも、あなたが探しているページがないとき、サーバーは「404エラー」を送ります。それは「ごめんなさい、あなたが探しているページは見つけられませんでした」という意味です。

それは「HTTPステータスコード」というものの一部です。それはウェブサーバーがクライアントにどういう状況かを伝えるための特別な数字のコードです。例えば、「200」は「全て大丈夫、あなたが求めていた情報を送りますよ」という意味です。

でも、なぜ404エラーが出るのでしょうか?それは大きく分けて2つの理由があります。一つは、ウェブページが移動したり消えたりしたとき、もう一つは、リンクが間違っていたり古くなっていたりするときです。

それはちょっと困るよね。でも大丈夫、ウェブサイトの持ち主はそれを直すことができます。そして、404エラーページを見つけたときに、訪問者が困らないように特別なエラーページを作ることもできます。

それは「オリジナル404エラーページ」と言います。それは「あなたが探しているページは見つけられませんでした、でも大丈夫、他にもたくさんの面白いページがありますよ」というメッセージを送ることができます。

だから、次回あなたが404エラーに出会ったときは、ウェブページが見つからないというメッセージを受け取ったと思って、別のページを探してみてください。それがインターネットの楽しいところなんだよね。

404エラーページを作ろう

それでは、404エラーが出たときに表示するページ、つまり404エラーページを作ってみましょう。このページは、ユーザーが探しているページが見つからなかったときに表示されます。だからこそ、ユーザーに「ごめんなさい、ページが見つかりませんでした」と伝えるだけでなく、他のページへ誘導する役割も果たします。

例えば、以下のような要素を含めるとよいでしょう。

  • 「お探しのページは見つかりませんでした」というメッセージ
  • トップページへのリンク
  • サイト内検索ボックス
  • サイトマップへのリンク

これらの要素を含めることで、ユーザーがサイト内で迷うことなく、他のページへ移動できるようになります。

404エラーページの設定方法

404エラーページを作ったら、次にそのページが正しく表示されるように設定します。設定方法は、ウェブサイトの運営方法によって異なります。

.htaccessを使う方法

.htaccessというファイルを使って、404エラーが出たときに特定のページを表示するように設定します。まず、404エラーページとして表示したいHTMLファイル(例えば、404.html)を作成します。次に、.htaccessというファイルを作り、その中に以下のように書きます。

ErrorDocument 404 /404.html

これは、「404エラーが出たときには、404.htmlを表示してね」という意味です。作った404.htmlと.htaccessをウェブサイトのルートディレクトリ(最上位のフォルダ)にアップロードします。

WordPressを使う方法

WordPressを使っている場合は、テーマフォルダの中に404.phpというファイルを作ります。このファイルがあると、WordPressは自動的に404エラーが出たときにこのファイルを読み込んで表示します。

レンタルサーバーを使う方法

レンタルサーバーを使っている場合は、サーバーの設定画面から404エラーページを設定できます。設定画面にログインして、「エラーページ」の設定を開きます。そこで、「404エラーページ」の設定をONにし、作成した404エラーページのファイルパスを入力します。

これで、404エラーページの設定は完了です。設定が正しくできているか確認するために、存在しないURLにアクセスしてみましょう。作成した404エラーページが表示されれば成功です。